研究日和

とある大学で研究している大学院生です。日々の研究の話、読んだ本の話などをつらつらと書いています。

日常

フーコー『言葉と物』新装版に思うこと

フーコーの『言葉と物』という著作をご存じでしょうか。 原著は1966年にフランス語で出版されたLes mot et les choseというタイトルなのですが、日本語訳では1974年に新潮社から出版されました。 言葉と物 人文科学の考古学 [ ミシェル・フーコー ] 価格:4,9…

文系大学院生の蔵書の話

こんにちは。 今日は文系大学院生が持っている本の話です。 文系にもいろいろな種類がありまして、特に私が属している研究領域は、大きく分けて哲学系と歴史系があります。 歴史系の研究は、書籍よりも雑誌の記事や史料が重要な一次文献になりますので、あま…

ニーチェの本のタイトルについて

こんにちは。とある文系大学院生です。 今回はニーチェのことでも書こうかなと。 あまりニーチェ自身の哲学には詳しくないのですが、研究者の間では常識のことでも、こんなブログで紹介してみるのも面白いかも、と思った次第です。 フリードリッヒ・ニーチェ…

大学院生って何してるの? ――自己紹介に代えて

はじめまして。 私はとある大学で研究している大学院生です。 最初の記事なので、まずは自己紹介。 大学院では社会科学系の研究科に所属しています。 でもどちらかといえば人文科学に近いことを研究しています。 大学院生というのは何というか、フリーランス…